脱毛サロンは、子連れNGなところが多いですよね。
一部お子さんOKなサロンもあるようですが、このようなサロンは、どちらかと言えば珍しいと言えるでしょう。

では一体、どうして子連れをNGとするサロンが多いのでしょうか？

今回は、『脱毛サロンはどうして子連れNGなの？サロン側の４つの気持ち』についてご紹介していきます。

脱毛時の光に関するリスク回避をしたい

光脱毛やレーザー脱毛は、脱毛時に強い光を放ちます。
その為、スタッフも施術を受ける人も、ゴーグルをして目の保護を行なっていますよね。

実際に脱毛施術を受けた経験のある人は、きっとお分かりのことでしょう。
たとえゴーグルをして、その上からタオルで目を覆っているにも関わらず、いざ光を放つとまぶしいと感じる・・・。

それほど、大変強い光を放っているのですね。

この光により、お子さんの目に悪影響を与えないように、サロン側はリスク回避を行なっているのです。

脱毛時は、子供用のゴーグルまでが用意されているわけもなく、この光による刺激をお子さんの目に与えないためにも、もちろん施術室内に親子一緒に入ることはできません。

また、完全個室と謳っている脱毛サロンであっても、カーテンで仕切って個室のような空間を作り上げているだけということもあります。

カーテンの隙間から光が漏れ出してしまうことも否定はできず、施術室付近でお子さんが待機しておくことも難しくなります。

更に脱毛サロンでは、医学の知識を持ち合わせた医師は存在しませんし、脱毛の光によりお子さんが体調を崩してしまうようなことがあったとしても、スタッフは対処できませんよね。

たまたま脱毛サロン帰りにお子さんの体調が悪くなり、脱毛サロン側を保護者が責めるようなことになっても、もちろんサロン側では一切責任を取ることができません。

脱毛サロン通いは自己責任！
予測できるあらゆるトラブルを未然に防ぐためにも、子連れNGとしている脱毛サロンが多いのです。

キッズスペースを作るだけの余裕がない

脱毛サロンは、ビルの一角などに入っているケースが多々あります。
大手エステサロンでもない限り、必要最低限と言える程度のスペースにて、運営が行なわれていることでしょう。

ここにキッズスペースを作るなんて余裕は、一切見当たりません。

キッズスペースを作るぐらいなら、カウンセリングルームや施術室を1つでも多く作るか、少し狭い店舗にて維持費の節約を検討したいところでしょう。

キッズスペースというものは、ある程度の余裕がいるものです。

カウンセリング約1室分の余裕ある空間にて作らなければ、お子さんが満足できずにサロン内を走り回ってしまったり、子供同士の喧嘩などにも繋がりかねません。

多少なりともおもちゃや絵本を用意して、ある程度時間を潰せるようにTVを置いてというように、環境を整えることも大切になります。

おもちゃのお手入れなど、清掃時間も余分に必要になりますし、サロン側からすればキッズスペースを作ることで感じるデメリットは大きいと言えるでしょう。

子供がいる女性が脱毛を考える場合、キッズスペースの有無は重要度が高まりますよね。
しかし、キッズスペースをなくしたいと考えるサロンは出てきたとしても、キッズスペースのあるサロンが今後増えるということは、なかなか難しいと考えることができます。

スタッフの手が取られてしまう

キッズスペース内で一人で遊べるよ。
なんてお子さんの場合でも、いざケガをしたりするようなことがあれば、サロン側が責任を問われることになりますよね。

とくにまだ幼稚園にも行っていないようなお子さんを連れて行った場合、スタッフなしでは不安が尽きません・・・。

キッズスペースを作るともなれば、そこにスタッフを配置することは必須になるわけです。

しかし、子供の数が増えてしまうと、スタッフ一人では難しくなります。
施術やカウンセリングを行なうスタッフとは別に、キッズスペースを担当するスタッフも常時2～3人必要とするともなれば、ここにかける人件費もばかにはなりませんよね。

声がうるさいなどのトラブルを軽減したい

子供がたくさんいると、活気があって良いですよね。
明るい雰囲気で、サロン内の活性化にも繋がりそうです。

しかし、脱毛サロンには、癒しを求めて来店される人もいます。

たまには家事や育児を忘れて、せめて脱毛をしている間だけは、ゆっくりと非日常的な空間を楽しみたいと考える人だっていることでしょう。

ここに子供達の活気溢れる声があると、クレームのもととなり、トラブルに発展することも否定はできません。

全ての人に満足のいくサロン通いをしてもらうためにも、脱毛サロンでは、あらゆるトラブル回避を行なっていかなければいけないのです。

キッズスペースを作って欲しい。
きっとこれは子供がいる多くの女性が考えることでしょう。
しかし、現実的にはなかなか難しいことなのです。