研修医のみなさんへ

若手医師の声

大学院生の声

研究の道を選んだわけ
もともと私は『研究』というものに対し強い熱意を抱いていたわけではなく、また自分の性格に合うとも思っていませんでした。しかし、『研究』というものを味わうこともなく食わず嫌いで一生を過ごしてしまい、後にその良さを知り後悔してしまっては残念、と思ったのが大学院に入ろうと思った正直な理由です。
また私が初期臨床研修を過ごした岡山大学病院では、ARTプログラムという初期研修と大学院生活を両立できるプログラムが用意されており、それが決め手となり大学卒業と共に皮膚科入局・大学院進学に至りました。
初期研修と大学院生活の両立はさすがに当初は不安でしたが、大学院指導医の先生が無理のない院生生活を計画して下さったおかげで不安は全くの杞憂に終わりどちらも大変充実したものとなりました。

院生生活
初期研修終了後は皮膚科一般大学院生として、日々皮膚科診療に従事しながら研究を行っています。院生になることで臨床面でのスキルアップが人より遅れてしまうのではないかと少し心配もありましたが、岡山大学皮膚科では院生でも皮膚科診療に従事する時間・曜日が設定されており、他の後期研修医と特段差を感じずに済んでいます。
週に一回の病棟総回診や病理カンファレンスにももちろん参加し、基礎から臨床までの幅広い知識・知見を養える大切な場となっています。これは岩月教授の方針で、臨床と基礎研究をつなぐトレンスレーショナル・リサーチに重点を置いた大学院カリキュラムになっているからであり、本当に恵まれた環境です。

研究について
大学院では現在リンパ腫と水疱症について主に研究を行っています。スタッフ・上級医の先生方は皆とても熱心かつ優しく、困ったときにはいつでも相談できるとても温かい環境です。岩月教授自らご指導頂けることもしばしばで、マンツーマンやグループでディスカッションできるのがとても楽しいです。また研究を通じて、大学を超えて様々な諸先生方と出逢えたことは私の宝物です。

当初は特別な思いを抱いていなかった『研究』も今では楽しく感じており、食わず嫌いのままで終わらないで良かったな、と心から思っています。今はまだ「研究に興味なんかない」と思っている先生も食わず嫌いかもしれません。まずは一度味わってみることをお勧めしたいです。岡山大学皮膚科で一緒に充実した日々を送れる同志をいつでもお待ちしています!

文責:山口麻里

後期研修医の声

私が皮膚科への入局を決めたのは初期研修2年目の秋でした。皮膚科を選んだのは、岡山大学病院の初期研修でまわった様々な科の中で、内科学・外科学・病理学いずれにも通じている皮膚科学に魅了されたからです。

私は元々岡山大学の出身ではなく、当初は大学の派閥などないかが心配でした。しかし医局の先生方は全国様々な大学の出身で、医局の雰囲気も堅苦しい感じはなくスタッフや上級医の先生方も熱心かつ温かく接してくれます。出身地、出身大学、研修病院といったものは全く無関係であることを実感しました。

日々の生活について紹介します。
1日は病棟回診から始まり、その後外来診療に従事し、終了後病棟業務を行っています。病棟は2,3人からなるチーム主治医制で、診療を主体的に行いながらも判断に苦慮した際には常に上級医と検討できる環境となっています。
また週に1回の総回診と組織カンファレンスがあり、皮膚病理の勉強もしっかりできます。
手術は週に3日あり、大小さまざまな手術を行っています。基本的な外科手技から始まり、リンパ節郭清や皮弁形成、植皮術などの経験もでき、皮膚外科の分野でも学ぶ機会の少ない症例も集まってきます。さらにリンパ腫を含む悪性腫瘍の患者さんに対して化学療法も行っており、一般的には腫瘍内科で診るような疾患でも自科で診ることもできます。

医局内には男性医師もたくさんいますが、全国的な皮膚科の特徴として女性医師は増加傾向にあります。当科でも子育てをしながら勤務している女性医師が多く、結婚・出産・子育てについてよく相談しているところを見かけます。女性も男性も働きやすい病院作りを目指していることもあり、女性医師はみなさん生き生きとしています。

大学病院の研修は大変な部分もありますが、大学病院だからこそ経験できる症例もあり教育に熱心な先生方ばかりです。これからも多くの経験を積み、一人前の皮膚科医を目指していきたいと思います。

文責:野村隼人